ハーズバーグのニ要因理論

アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグ(1923ー2000)が提唱した、やる気と不満の原因は別の要因が強く影響するという理論。
会社や、仕事に対して不満を抱き、やる気を無くしがちになるのは、
会社の方針
・職場での人間関係
・給与などの勤務条件
・休日休暇・残業等の労働条件
・勤務場所の衛生環境
などが、意に沿わない場合で、これらの要因を、衛生要因と呼ぶ。
一方で、仕事に積極的に取り組むようなやる気を高めるのは、
・仕事の達成感
・周囲からの承認・賞賛
・責任と権限
・成長していると感じられる状況
・社会貢献
などで、これらを動機付け要因と呼ぶ。

マズローの欲求5段階説の
第1段 生理的欲求 第2段 安全欲求 第3段 社会的欲求の途中までが、衛生要因。
第3段の途中から、第4段 承認欲求 第5段 自己実現欲求が、動機付け要因
だと考えれば、欲求5段階説とも類似が見られる。